子宮&卵巣を全摘した私の未来へ

「迷い」と「決断」

入院中は「早く仕事復帰しなきゃ!いつまでも休んでいられない」と焦りと不安だらけでした。
2週間の退院後、まさかの`抗がん剤治療`が始まりとてつもない悲しみの中で休職がスタートしました。抗がん剤治療中でもお仕事を継続されている方々もいらっしゃるので「私も通勤できるかも」という淡い期待はシャボン玉の様に直ぐに弾けて無くなりました。抗がん剤投与後は全く別の身体になってしまったかの様に不自由でした。辛く悲しかったです。
そんな毎日の中で「抗がん剤が終われば職場復帰できる」という思いだけが自身を奮い起たせておりました。
治療が体力、精神的に辛かったので、6クール最後まで治療ができないかもしれないと思っておりましたが、無事6クールを終えることができました。
しかしその頃には、あれだけ夢見た職場復帰への思いは変わりつつありました。
主治医や看護師さん、家族や周囲の方々から助けられた感謝の思いから「私も誰かの役にたちたい。今後の人生を介護の為に尽くしたい!」と強く感じる様になりました。
介護職は未経験です。
職場へ行けば有難いことに慣れた仕事をこなし、気心しれた仲間もおり手術前の元の生活へ戻ることは可能でしょう。
しかし、未経験のことに不安もありますが、「今後の自分の人生、誰かの役にたちたい」という思いは強く、これから高齢化社会をむかえるにあたり`介護職`を選択致しました。
悩みに悩みましたが、退職を決断致しました。
こんな私を休職させて下さり会社へは申し訳ない思いと感謝の気持ちでいっぱいです。
先ずは資格取得の為、スクールへ通います。
子宮&卵巣が無くなり新しい身体になった自分へ期待を込めてやりぬいてみます!